CONCEPT
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沖縄におけるアーティストの新たな発信拠点に、アートとナチュラルワインを愉しむアートスペース&バー。厳選されたお酒を片手に、贅沢なひとときをお過ごしください。

WORK INTORODUCTION

岡本恵昭 / 新城大地郎作品展 -スディル宮古島の精神とこれから
期間:2024年12月21日(土)-2025年3月下旬ごろ
宮古島出身の書を軸に活動をするアーティスト・新城大地郎が、禅僧で民俗学者の祖父・岡本恵昭の写真作品を軸に
過去と現在を、祖父と孫それぞれの芸術表現を通してクロスオーバーする貴重な展覧会。


本展は、11月に宮古島PALI GALLERYで行われた同展覧会の巡回展であり、1970年代の宮古島における祭祀行事を記録した岡本恵昭の写真と、彼の孫であるアーティスト・新城大地郎の絵画作品の展覧会です。
今年6月、惜しまれながら87年の生涯を終えた岡本恵昭は、禅僧であり民俗学者として、宮古島の精神文化を生涯にわたり追い続けました。
その記録は、島の宿命ともいえる「変化」に向き合う意義を、現代に生きる私たちへ問いかけます。
上:右「CROSS MYAHK_01」(新城 大地郎)
左「スサ(神歌)を讀む島尻のウヤガン」(岡本 恵昭)
下:「CROSS MYAHK_07」(新城 大地郎)


また、新城にとって沖縄本島での初となる作品展示では、
PALI ギャラリーとは展示構成を変化させ、岡本の写真が印刷された和紙の上に墨のドローイングを施した作品シリーズ(2019年)を展示します。
岡本の写真と並んだモノクロの世界からは、同じ沖縄といえども独自の文化を育む宮古の精神世界に、ひとくくりにできない琉球・沖縄を強く感じます。
過去と現在を、祖父と孫それぞれの芸術表現を通してクロスオーバーする貴重な展覧会を是非ご高覧ください
上:「御嶽から御嶽へ島尻のウヤガン」(岡本 恵昭)
下:右「CROSS MYAHK_02」
左「CROSS MYAHK_03」

Daichiro Shinjo
1992年沖縄・宮古島生まれ。静岡文化芸術大学卒。
禅僧であり民俗学者でもある祖父を持ち、禅や仏教文化に親しみながら幼少期より書道を始める。
禅や沖縄の精神文化を背景に現代的で型に縛られない自由なスタイルで、伝統的な書に新たな光を当てている。
オールドファッションな書道を飛び越え形式にとらわれない軽やかで、身体性、空間性を伴ったコンテンポラリーな表現を追求する。
2017年10月 PlaymountainTokyo にて初個展「Surprise」、2023年10月に初の海外個展をロサンゼルスのALTA Galleryから行なった。
「tricot COMME des GARCONS」21AW、「TAO COMME des GARCONS」23SS に作品が起用、2021年「HERMES」制作のドキュメンタリーフィルム「HUMAN ODYSSEY」に出演。
2022年5月「PALI GALLERY」を故郷の宮古島にオープンした。
Keisho Okamoto
1937年宮古島生まれ。花園大学禅哲学科卒業。
宮古島にある臨済宗龍寶山祥雲寺(開山1611年)住職の傍、宗教者としての視点から1960年代後半より宮古島の信仰や祭祀を研究した民俗学者。
主に宮古島北側に位置する狩俣集落をフィールドワークの場としながら宮古島の各集落へ足繁く通い、風土習俗、信仰を調査研究し発表した。また、各古い家々に残る民具を採取調査し、宮古島市総合博物館の新設(1989年)にも積極的に携われる。
元平良市編纂委員。平良市文化財保護委員 平良市博物館協議委員。
2011年 著書「宮古島の信仰と祭祀」発刊 。2025年には研究資料として撮りためていた祭祀写真や記録ノートをまとめた作品集を岡本の孫にあたる芸術家新城大地郎との共著「SUDIRU」を発刊予定。2024年6月遷化。
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ART_MUSIC_CULTURE & BARアートを軸に音楽・カルチャーの交差する風景を、東京・西麻布から発信する拠点。ナチュラルワインを中心としたカウンターバーを併設し、
多様な人が有機的に混ざり合う夜のたまり場。
BAR INFORMATION
- フロア
- 3階
- 営業時間
- 18:00~22:00
- 料金
- 入場:無料
ナチュラルワイン:1,100円(税込・別途サービス料)
- 予約
- 事前のご予約をお勧めしております
TEL:098-987-8300
※ご宿泊のお客様は24時間、無料でお愉しみいただけます
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